悩みは、つきない。 | 漏れ鍋の奇跡。

漏れ鍋の奇跡。

~私の私による私のための妄想・幻想・真実日記~


出演:あきのり&育子


あきのり「駅長になりたい。


育子「はい?いきなり何をのたまうかと思ったら。五月病?」

あきのり「うむ。全く違う。社会人生活は概ね上々だ。」


育子「ああ、分かった。あれでしょ。自分の好きな温泉を駅長お薦めの湯に認定とかする気でしょ。」


あきのり「まぁ、それはそれで夢のリベート生活や耀きの管制談合を目指そうと思うのだが。」


育子「それはそれで幻の獄中生活や栄光の家族総員村八分が待ち構えてると思うよ。」


あきのり「はっはっは。たわけ者め!僕が目ざすはかような狡いことに非ずッ!

      我を駅長に任命せよ!

さすれば、総ての病の権化、21世紀の国民病、

メタボリックシンドロームを解消しよう!」

育子「へぇ。」


あきのり「うむ。このようにマニフェストにも記載してしんぜよう。」


育子「そんなノートの切れ端に書かれても。で、具体的には何するの?」


あきのり「具体的にはだな、運賃を、体重に比例させる。


育子「はい?」


あきのり「体重の、重たいヤツほど、高くなる。


育子「無理矢理俳句調にしなくても。」


あきのり「重たい人間:運賃高額

      →体重の重たい人間『仕方ない、一駅歩こうかしら』

      →体重減少

      →メタボ解消☆

なんとなくCO2減少☆

運気も上がって女の子にモテモテ☆

      ついでに身長も伸びます。


育子「伸びないから!」


あきのり「今なら、この縁起のいい七福神ストラップもおつけします。」


育子「新聞の勧誘か!てか、なんでそもそもそんなことをのたまい出したのさ?」


あきのり「うむ。僕は毎朝、ぎうぎうずめの電車に乗って通勤してるのだが。」


育子「うん。」


あきのり「何か、でかいやつが、二人分くらい席を占領しているのに凄い腹がたつのだ。


育子「うあ。そんなしょむないことなの。」


あきのり「うむ。それだけではないぞ。

      高身長の輩は、、なんつーか、高いとこのフレッシュ☆オキシジェンが吸えて羨ましい!

      こちとら他人の残り物でガス交換を行っているというのに!

      ええい口惜しい!光合成をしてやろうかッ!!!」


育子「光合成は、DNAレベルで才能がないんじゃないかな。」


あきのり「ミトコンドリアの神よ!我に勇気と葉緑素を分け与えたまえ~。」


育子「葉緑素ゲットしたらピッコロみたくなるよ?」


あきのり「それは困る。なぜなら神様を口蓋から産まなくてはならなくなるからな!顎関節症がとても恐い。」


育子「根本的に色々突っ込みたいけど、とりあえず無視するよ。てか、体重と運賃云々の話に戻すとさ。」


あきのり「うむ。建設的かつ合理的な意見を期待しよう。」


育子「社会人になって☆㎏増加した君も運賃上がることになるよ?


あきのり「うむ。建設的かつ合理的に無視することにする。具体的とかいう言葉は大嫌いだ。」


育子「うーん…とりあえず社会人になっても、何も変わってないことは認められたね。」


あきのり「はっはっは。人間そんな急激に成長などせぬわ!」


育子「そんな誇らしげに。」


あきのり「うむ。明日も仕事ゆえ、もう寝る。」


育子「あ。社会人っぽい。おやすみ。」


あきのり「おやすみ。」


☆本日の教訓☆

● 人間、ちょっとやそっとでは、変わりません。

● 誰か何か色々語り明かしてくれるといいよ!